TeraStation(テラステーション)は、Buffalo(バッファロー)社のNAS製品のブランドです。
主にSOHOから大規模オフィスといった法人様をターゲットとしています。
NASとは、ネットワーク(LAN)上に接続することができるハードディスクのことで
「NAS(Network Attached Storage)=ナス」という略称で呼ばれます。
ネットワーク(LAN)に接続することで、複数台のパソコンから利用することが可能となります。
ここでは、TeraStationでよくある障害の事例や、障害が発生したときの復旧方法を説明します。
目次
このような障害の場合、内蔵HDD(ハードディスク)の突発的な障害やRAID構成の異常の可能性があります。
TeraStation本体のディスプレイにエラーコードが表示される場合、内蔵ハードディスクの異常やファームウエア破損、RAID崩壊などの原因が考えられます。
TeraStationにエラーが発生した場合、本体にエラーランプが点灯したり、本体の液晶にエラーコードが表示されます。ここでは主なエラーコードの内容をご紹介いたします。
E00 | ファームウェアが破損しています |
E07 | ハードディスクが認識していません |
E13 | x番のRAIDアレイでエラーが発生しました |
E14 | x番のRAIDアレイがマウントできませんでした |
E17 | 基板故障 |
E30 | エラーが発生し、x番のHDDがRAIDアレイから外されました |
その他のエラーコードについては、以下のリンクでご紹介しています。
https://www.guardian-r.com/blog/datarecovery/20190617/3121/
TeraStationの障害は、内蔵ハードディスクの異常によるものが多いです。これまでのデータ復旧事例から突発的に障害が発生することが8割以上といえます。
内蔵ハードディスクの異常が発生する原因として、経年劣化であることが多いです。その中でも熱によるダメージが一番大きいと思われます。
例えば、長年の使用でTeraStationの内部にホコリがたまり、排熱ができない状況では、ハードディスクにダメージが蓄積してある時にいきなり障害が発生してしまうことがよくあります。
TeraStationのようにハードディスクが複数台搭載されているモデルは、内蔵ハードディスクの製造期間が同時期であるため、1台ハードディスクに障害が発生すると他のハードディスクも同時に障害が発生する可能性があります。
このような状況になると、一つ間違えれば救えるはずのデータが復旧できなくなる可能性もございます。データ復旧できる可能性を下げないようにするために、以下のようなことは避けましょう。
内蔵ハードディスクに障害が発生した場合、通電や動作でハードディスクの障害が悪化してしまうことがあります。
障害が進行した場合、データ復旧するための難易度が上がります。
特に“カチカチ”とか“ピーというブザーのような”異音がする状態ですと、ハードディスクの磁気ヘッド(データを読み書きする部品)に障害が発生している物理障害の可能性が高いです。
このよう場合、電源の入れ直しを繰り返してしまうと接触状態が悪化し、記録面に傷がついてしまうことがあります。傷がひどいとどのデータ復旧専門業者でも復旧できないことがほとんどです。
また、ハードディスクの障害発生時に磁気ヘッドの異常で記録面に傷がついてしまうこともあります。
RAIDが組まれているTeraStationでハードディスクに障害がある場合、故障した1台のハードディスクを新しい物に交換すると、リビルド(再構築)が必要です。
しかし、障害が発生しているときにリビルドを行うことは、他の内蔵ハードディスクにも障害が発生して状態を悪化させる危険性があるため大変危険です。
TeraStationに内蔵されているハードディスクは製造された時期が同じものが搭載されているケースが多いため、同じタイミングで故障することがあります。
最悪の場合、すべてのドライブが破損し、復旧ができなくなるリスクがあります。
TeraStationに障害が発生した時に、その対処としてファームウェアのアップデートを行うことが紹介されています。 しかしファームウェアアップデートがうまくいかなかった場合、かえってハードディスクの障害を進行させることになりかねません。実際TeraStationのデータ復旧をご依頼いただくケースでファームウェアのアップデートを試して失敗したというケースはよくあります。
インターネットなどを通じて手に入るデータ復元ソフトを使用した場合、物理的にHDDに大きな負荷がかかり状態を悪化させる危険性があります。
TeraStation内に保存しているデータを安全に取り出すためには、データ復元ソフトの使用は避けるのが良いでしょう。
複数のハードディスクを1つのドライブのように認識させるRAIDは複雑で、ハードディスク単体ではデータを見ることはできません。故障したTeraStationを単体でパソコンに接続すると、ハードディスク内のファイルシステムの破損を招く可能性があります。
過去には、順番を間違えたり違う場所にディスクを入れてしまうと、RAID情報と実際の構成が異なる状況になり、その状況で起動するとシステム情報が破損や書き換わってしまうことでデータ復旧の難易度を上げてしまう事例もありました。
メーカーに修理を依頼すると、内蔵ハードディスクは交換して修理ができても、中のデータについての保証はできません。そのため中にある大切なデータを復旧させることについては、専門業者に依頼をすることをおすすめいたします。メーカーのサポートでもそのように言われることが多いです。
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TeraStationに障害が発生した場合、どういったデータ復旧業者に依頼するのが良いのか。 信頼できる業者選びのポイントは6つです。
ポイント① 店舗があるデータ復旧業者か?
ポイント② 成功報酬制のデータ復旧サービスか?
ポイント③ セキュリティ管理が徹底されているか?
ポイント④ 対象機器の復旧実績はあるか?
ポイント⑤ 納期指定ができるか?
ポイント⑥ スタッフの対応は親切丁寧か?
特急データ復旧ウィンゲットは6つのポイントをクリアしております。
初めてデータ復旧を依頼するお客様にもご安心いただけます。
TeraStationの障害や避けるべき対処について紹介をさせていただきました。
特にTeraStationのディスプレイにエラーコードが表示された場合は、内蔵ハードディスクに障害が進行しないように、いったんTeraStationの電源を切りましょう。
障害が生じている時に通電を続けることや電源の入り切り、再起動の繰り返し、操作を続けることは、ハードディスクの障害が悪化し大変危険です。ハードディスクの状態が悪化するとデータ復旧の難易度が上がり、最悪データ復旧ができなくなることもあります。
自分たちで何とかデータを復旧できないか、という気持ちは大変よくわかりますが、ここはプロのデータ復旧業者に連絡することを優先しましょう。
特急データ復旧ウィンゲットでは、TeraStationに関して多くの復旧実績がございます。大切なデータを復旧できるように尽力してまいります。
TeraStationの型番の先頭になるものの一覧です。
TS-Xシリーズ
TS-RX4.0TL
TS-RX6.0TL
TS-WX1.0TL
TS-WX2.0TL
TS-WX4.0TL
TS-XH2.0TL
TS-XH4.0TL
など
TS-3000シリーズ
TS3200D
TS3400D
TS3400R
など
TS-5000シリーズ
TS5200D
TS5400D
TS5400R
TS5600D
TS5800D
など
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店舗への来店が難しい地域の方々には、上記店舗へ機器を郵送していただく【郵送受付】も行っております。なるべくお客様の近くで対応できるよう、各店舗を設けております。
一つでも多くの確かな証拠データを割り出すために、信頼の技術力を持った当社をお選びいただくことをおすすめいたします。
データ復旧の実績
累計60,000件
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