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出社後、NASにアクセスが出来ない・・・
お客様より、以下のようなお問い合わせをいただきました。
社内でI-O DATA製LANDISK(HDL2-4.0)を使用しています。
休み明けの月曜日に出社すると、LANDISKがアクセスできない状況になりました。
このLANDISKは営業で使う見積書や商材の情報が入っていたり、事務で使用する会計データなど、重要なデータが多くあります。
大事な商談もあり、明日までにはデータが必要です。
緊急事態のため、出張データ復旧にてご対応
「緊急でデータ復旧をお願いしたい」と、出張データ復旧をご依頼頂きました。
岐阜県多治見市の現地に訪問させていただき、I-O DATA製LANDISK(HDL2-4.0)に内蔵されているハードディスクを専用機器で診断したところ、結果は以下の通りでした。
2番ハードディスク:物理障害はありませんでした。
また、RAID構成を調べたところRAID0に設定がされていたため、片方のハードディスクが故障したことでデータにアクセス出来なくなったと判断しました。
RAIDとは・・・
複数のハードディスクを組み合わせてひとつのドライブのように認識・表示させる技術です。
複数のハードディスクに同時に分散して読み書きを実行しするためアクセスの高速化 を実現できますが、RAID0の場合、片方のハードディスクが故障するとアクセス出来なくなります。
ハードディスクが2台構成の場合、ディスク2台に同じ情報を同時に書き込むことで片方のディスクが故障しても運用が続けられるRAID1という構成もありますが、初期設定はRAID0になっていることが多いです。
現地にて、LANDISKから最重要データを無事に復旧成功!
幸いにも専門機材で認識可能だったため、
正常に動作するハードディスクにデータの元である磁気情報を転写する作業(クローン作業)を行い、
1番ハードディスクのクローンの作製に成功しました。
1番ハードディスクのクローンを2番ハードディスクと組み合わせてRAID情報の解析を行った結果、
99%以上のデータ復旧ができ、お客様の必要とするデータを復旧させることができました。
NASの設置環境は大丈夫ですか?
今回の出張データ復旧を担当したスタッフの話によると、現地は大変暑く、LANDISKが熱を持っていたということでした。
LANDISKに代表されるNASは24時間連続して稼働しますが、その分、内蔵されているハードディスクには大きな負担がかかっています。
・直射日光が当たる場所に置いていませんか?
・NAS本体にほこりが溜まっていませんか?
・NASを設置してから5年以上経過していませんか?
今すぐチェック! NASの高温多湿対策 – バックアップ・データ復旧 | GUARDIAN+R (guardian-r.com)
スタッフの所感
今回は出張でデータ復旧を対応してくれる業者を探しての、ご連絡をいただきました。
その日のうちにデータ復旧することができ、お客様には大変お喜びいただきました。
今回のように停電後NASにアクセスできなくなり、データ復旧が必要になる事例は多くあります。
突然のデータ消失を未然に防ぐため、弊社がご案内している「GUARDIAN+R」をおすすめいたします。
データのバックアップやNASサーバーの運用などお困りごとがありましたらお気軽にご相談ください。
ぜひ一度、ご相談ください!
事例概要
・法人様(建設業)
・岐阜県多治見市
【機器概要】
・メーカー:I-O DATA
・機種:LANDISK
・型番:HDL2-4.0
・ハードディスク台数:2台
・RAID構成:RAID0
・症状:Disk1物理障害によるアクセス異常