長年使用しているLinkStationが急にアクセスできなくなった
【お客様からのご相談内容】
バッファロー製LinkStation(LS-W1.0TGL/R1)を2010年に購入して会社のデータを共有していました。
昨日まで使用できていたLinkStationが今朝になりアクセスできなくなっていました。
本体を見ると赤ランプが点滅していました。
これは、エラー番号「E23」で中のHDDに異常が発生した障害を意味します
特に異音などは無いようですが、電源を入れ直しても状況が変わりませんでした。
メーカーに相談しても、すでにサービス対象外で対応できないと言われ、インターネットで探したところ、RAID・NAS・サーバなどの専門性の高い機器のデータ復旧を得意とする特急データ復旧Win-Get!を見つけ、依頼することにしました。
バップアップも取っておらず10年以上のデータがここにしかないのでデータ復旧をお願いしたいです。
データ復旧作業を行いました
お急ぎということもあり直営の名古屋オフィスにLinkStation(LS-W1.0TGL/R1)を持ってご来店をいただきました。
すぐに初期診断を開始し、HDDの状態を解析したところ以下のような初期診断結果でした。
■DISK1
メーカー:日立製
型番:HDP725050GLA360
障害:中度レベルの物理障害
■DISK2
メーカー:日立製
型番:HDP725050GLA360
障害:重度レベルの物理障害
物理障害がある状況でそのままデータ復旧作業をすることはリスクが高いためクローン作業が必要でした。
クローン作業とは、専用機器でデータを読み出しできない領域はスキップしながら別の問題ないHDDへ磁気情報を転写をしていく作業をいいます。
クローン作業の結果、一部の領域に不良セクタがありましたが、最終的に全体の99.8%ほどの領域取得に成功いたしまいた。
クローンディスク内のデータを確認してみると、フォルダやファイルの構成が読み出しに成功したのでデータの一時確保を行いました。
取得したデータをランダムで50ファイル程度のオープン確認を行ったところすべて正常に開くことができました。
復旧担当スタッフの声
クローン作業をしなければならない状況であったためお時間をいただきましたが、ご来店から2日後にデータをご納品させていただくことができました。
復旧データをお客様に確認していただき、ほぼ元通りにデータが復旧できているということで大変にお喜びいただきました。
データのご納品後に、今後の二度とこのようことがないようにしたいということでバックアップ体制の見直しをしたいというお話をいただきました。
リプラスでは高い信頼性を誇るQNAP社製NASを採用し、高耐久HDDを搭載した、有事の際にはデータ復旧まで行えるバックアップシステム「GUARDIAN+R」をご提供しております。
「GUARDIAN+R」の特徴を以下にまとめました。
①超高耐久なHDDを搭載
長時間稼働し続けるデータセンター向けに作られた超高耐久なハードディスクで高性能なバックアップを実現します。
②データ復旧サービスが完全無料
万が一の故障、不具合に備えてデータ復旧の無料サービスが付帯されています。機器本体やハードディスクの修理対応も無料なので万全の体制でデータをお守りします。
③出張設定サポートが無料
初期設定から万が一のトラブル時までスタッフが訪問し、対応いたします。
電話やリモートサポートなどお客様のご要望に合わせてサポートいたします。
④クラウドサービスと連携して安心Wバックアップ
オンラインの自動バックアップ設定で定期的に最新のデータを安全に保存することができます。
災害やデータ消失などの緊急時への対策(BCP対策)ができます。
もしサーバやRAID・NASのバックアップ体制に不安があるかたはお気軽にご相談ください。
「GUARDIAN+R」には様々なモデル・ご利用方法があり、お客様のご利用用途、業種、ご利用環境に合わせた最適なプランをご提案いたします。
事例概要
・法人様・製造業(岐阜県)
・機器概要:BUFFALO社製 LinkStation (LS-W1.0TGL/R1)
・構成:500GB 2台構成
・症状:不良セクタが多数発生によるアクセス不能
・使用用途:図面、見積り関係など書類、過去データのバックアップなど共用として使用