お客様からの症状
業務で10年以上使用しているDELLサーバ(PowerEdge T300)が、1ヶ月ほど前から調子が悪く1週間ぐらい前から電源がよく落ちるようになっていた。
朝、出社をするとサーバ機にアクセスができない状況になっていた。
DELLサーバ(PowerEdge T300)は、メーカー保守も切れていて、修理を依頼しようにも部品の取り寄せもできない状況だった為、保守業者ではどうにもならず、データ復旧を依頼しました。
診断の内容
DELLサーバ(PowerEdge T300)はHDDが2台搭載されていて、RAID1で構築されていました。
搭載されていたHDDを取り外し、専用機材で診断をしたところ
1台目のHDDからは異音(カチカチ音)が発生していました。
2台目のHDDはセクター不良が発生していましたが、物理的な障害ではありませんでした。
復旧の結果
上記診断内容を踏まえ、2台目のHDDから磁気情報を正常なHDDに転写する作業を行いました。
しかしながら、2台目のHDDからは1ヵ月前のデータしか復旧ができず、最新のデータが見当たらない状況でした。
そのため、1台目のHDDの分解作業を実施しました。
HDD内部のヘッド部品に異常があるため、同じ型番の正常なHDDを用意し、ヘッド部品の交換を実施し、正常なHDDに転写作業を実施いたしました。
ヘッド交換を2回実施し、最新のデータがあることを確認いたしました。
結果、DELLサーバ(PowerEdge T300)から、97%以上のデータ復旧に成功したと判断しています。
機器が壊れた際の注意事項
サーバー機やNAS機器など社内で利用している共有サーバーに関して、アクセスができなくなった際には、下記のことに気を付けてください。
・電源の入り切りする
・ケーブルなどの交換を行い、再度、接続できるか確認する
・機器内にあるHDDを交換して起動する
・リビルドを行う
このような行為は、データ復旧を困難にしてしまう可能性が高くなります。
機器に障害が起きた際には、電源を切り、ケーブルを抜いておきましょう。
また、このような障害が起きた際は、機材によってアラートやビープ音などの音が鳴ります。気づいた際には、早急に電源を落とし、機材の悪化を防ぐことをオススメします。
無視して作業を行い、壊してしまうこともあります。HDDの状況が悪化すると復旧できるものも復旧できなくなります。「壊れた機器からのデータ復旧」と「アラートなどにより、機材の悪化を防いだ機器のデータ復旧」とでは、復旧率も異なりますので、気を付けてください。
専門スタッフの対応・コメント
今回のお客様は、「DELLサーバ(PowerEdge T300)の調子が悪い時には、電源のON・OFFをしたらなんとか動いていたから、そのまま使用を継続していた。」と騙し騙しで使用をされていたそうです。
社内のファイル共有に導入されることが多いサーバー機ですが、長期間稼働を想定して作られていても、経年劣化で障害が発生しやすくなります。
万が一に備えて定期的なメンテナンスや、データのバックアップを取っておくことは非常に重要です。
機器が故障した際には、いち早く対処することで、復旧率を高く維持することができます。
お困りの際は、まず弊社にお問合せください。
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