緊急事態宣言中に福岡市内の建設業者様からのご依頼で、業務で使用されているLANDISK内のハードディスクに障害が発生し、アクセスができず停止してしまった機器の復旧実績をご紹介します。
お客様からのご要望として、データの緊急性は高いものの、新型コロナウイルス感染のリスクもあり、お持ち込みでのご来店は遠慮したいとのことでした。弊社においてもお客様の安全を考慮し、無料で出張引取(ピックアップ)対応で機器をお預かりいたしました。
お客様からは、テレワーク中の社員が業務に使用するPDF、Word、Excelなどの元データも入っていたため、非常事態の中急ぎでご対応いただきありがたいとお言葉をいただきました。
今回の診断結果
障害のLANDISKをお預かりして福岡オフィスに到着後、すぐに専用の機材でHDDの状態の診断を行いました。その結果、4台中1台のHDDに重度の物理障害、さらに1台のHDDに論理障害がある事が判明致しました。
したがって、2台のHDDの障害によりRAID崩壊が発生していました。
RAID構成はRAID5であり、専用診断機器により論理障害のHDDを磁器転写作業(クローン作業)しました。完了後、専用機器にてRAID解析を行った結果、データの抽出に成功しました。 データ抽出後、データが開くかどうかの確認を行った結果、95%以上のデータ復旧に成功しました。
お客様へのデータ納品の際は郵送にて対応いたしました。その後お聞きしたところ、最悪の事態を免れたとのことで、大変助かったとお喜び頂きました。
復旧担当スタッフの声
新型コロナウイルス感染の影響により、休業・あるいはテレワークを実施されている法人様が増えています。
弊社でも感染・また拡散防止のために細心の注意を払い業務を行っております。今後のバックアップ構築や社内のデータ管理をしっかりと行えるように私達も全力でサポートさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。
機器概要:I-O DATA社製NAS[LANDISK(HDL-GTR2.0)]
構成:RAID5 (HDD4台構成)
症状:アクセスできない。HDD交換時にRAID崩壊
故障原因:HDD4台中 1台が物理障害およびもう1台がシステム障害
使用用途:部署(約20名)で使用されているPDF、Word、Excelなどのデータ