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LinkStationにアクセス不可!?再起動後に警告音発生!
社内で利用しているLinkStation(LS410D0201)がアクセスできない状況になってしまった。
パソコン上ではアイコンは見えているが、フォルダの中のデータを見ることができない状態のため、非常にお困りでした。
再起動を行い、再度接続を試みた瞬間に警告音が出てエラーランプが点滅し、E07というエラーが発生していました。
急ぎで必要なデータが保存されているため、無料出張診断にてデータ復旧のご依頼を頂きました。
※エラー発生時の対処方法
LinkStationの電源を切り、なるべく動かさず、安全な状態を保つことができるようにしましょう。無理に通電させLinkStationを動かし続けると、症状の悪化につながる場合もあります。LinkStationのRAID構成が、リビルドしてしまうと、最悪の場合データ復旧が困難になる場合もあります。
LinkStation 診断開始!(無料出張診断)
初期診断内容
LinkStation(LS410D0201)からHDDを取り出し、データ復旧を行う専用機材で障害の状況を確認しました。
今回の障害のHDDは、Western Digital社製(WD社製)のHDDです。
専用機材に接続し、HDDの状態を確認したところ、HDDの情報が読み込めていない状況が起きていました。
HDDの情報とは、型番やFW(ファームウェア)、容量など工場出荷時に書き込まれている情報です。
これらの情報が読み込むことができていないため、HDDは正常に動いているが、認識できない状況になっていたと考えられます。
データ復旧作業実施
HDDが認識しない状態のため、HDDの情報を正常に読み込めるようにしなければいけません。
データ復旧を行う専用機材を用いて、HDDの基板から正常な情報を読み込ませる作業を実施いたしました。
作業の結果、Western Digital社製(WD社製)のHDDとして認識させることができました。
その後、磁器転写作業(クローン作業)を実施し、別の正常なHDDにデータ情報をコピーする作業を行いました。
作業中、不良セクタ(読込ができない領域)が一部存在していましたが、無事に99%以上のクローン作成が完了しました。
データ復旧作業結果
クローンHDDからデータの内容を確認したところ、99%以上のデータ復旧に成功しました。
弊社で最近の日付のデータや必要データのオープン確認をランダムで行い、50点中50点、エラーなどもなく正常にデータを開くことが確認取れました。
最終、お客様に直接データ内容の確認をしていただき、必要とされているデータが復旧できていることが確認取れ、ご安心いただける結果となりました。
復旧担当スタッフの声
お客様は突然データにアクセスができなくなり、非常にお困りの様子でした。
このままでは業務に支障が出てしまうということで、早急な復旧を希望されていました。
今回は、無料出張診断にてお客様先に伺わせていただき、すぐに診断・データ復旧、当日中にデータの納品対応まで完了いたしました。
お客様の社内では、今回障害が起きたNAS機器1台だけを業務で利用しており、バックアップなどは取られていない状態でした。
そのため、今後のNASやバックアップの体制に関して、弊社からも紹介をさせていただきました。
弊社のGUARDIAN+Rのサービスでは、お客様の環境にあった製品を選定し、設置設定など無料でさせていただいています。
今後のバックアップの体制や二度とデータを失わないための保守もついていますので、お客様からもご安心いただけるサービスです。
今回のように、社内の重要データが保存されているNAS機器は精密機器でもありますので、壊れてしまうと業務に支障がでます。
バックアップなど環境の構築はしっかりと行うようにしましょう。
もし、NAS機器やバックアップ体制など環境を構築したい方は、ぜひこちらのGUARDIAN+Rのサイトをご覧ください。
まとめ
今回、LinkStationの障害は、E07【ハードディスクが認識されていません】というエラーが出ていました。
原因は不明ですが、突発的にHDDの情報を失ってしまうことがあり、その後一切認識をしない状況になってしまいます。
このような場合、データ復旧における知識を持っていない方は、絶対に復旧作業をしようと試みないようにしてください。
ちょっとした知識だけでは、復旧できるデータもできなくなってしまうことがありますので、データ復旧会社にご相談するようにしてください。
機器概要:Buffalo社製NAS【LinkStation(LS410D0201)】
内蔵HDD:Western Digital社製 WD20EZRX-00D8PB0
症状:E07エラー、アクセス不可