大雨の災害で機器が浸水
約7年使用していたLANDSIK(HDL2-A2.0)が大雨の影響により水没してしまった。水没したLANDISKには社内の従業員全員のデータが入っており、お客様とのやり取りのために必要な見積書、請求書、作業内容など多くの欠かせないデータが入っていました。地域の復興に時間がかかるため、データとしては急ぎで必要ではない。ただ、重要なデータではあるため、復元の依頼をいただきました。
HDD内部に雨水と泥が・・・
LANDISK(HDL2-A2.0)の中にハードディスク(HDD)が2台搭載されており、RAID構成は不明でした。LANDISKからHDDを取り出すと、LANDSIKのケースは泥が入っており、まだ雨水で濡れている状態でした。
この状態のHDDでは、通電をすると壊れてしまいますので、HDDの内部ならびに基盤の状態の確認を行う必要がありました。
HDD内部には浸水により、泥水が入っている状況でした。プラッタ面およびヘッド部品も汚れがついており、洗浄を行う必要がありました。 基盤に関しては、アルコールで洗浄を行い、乾燥させた結果、問題なく電流が流れることを確認いたしました。
浸水してもデータの復旧はできるのか?
HDD内部のプラッタならびにヘッド部品をアルコールで洗浄を行いました。プラッタは特に扱いが難しく、プラッタ面に傷がついてしまうと復元が出来なくなってしまうため、慎重な作業が必要でした。
無事、洗浄作業が終わった後、復旧専用機材でクローン作業を行いました。
HDD2台の洗浄・クローン作業が終わり、RAID解析を行い、RAID0構成でデータの復元をすることが出来ました。
今回のことで、今後のBCP対策をどうしていくか、よりデータのバックアップ方法を考えたいというご要望を頂き、弊社専用のデータ復旧保障付きGUARDIAN+RおよびクラウドTENMAにご契約いただきました。
このように復旧だけで留まらず、復旧した後のアフターフォローも行っています。
スタッフ所感
水没した機器に関しては、素人判断で復旧を行って良いものではありません!
HDDは精密な機器です。通電をすればショートする可能性もあります。HDD内部まで浸水していると、プラッタに傷をつけ復元ができなくなることもあります。
本当に大切なデータは、データ復旧のプロに任せましょう。
・事例概要:長崎県の建設業 法人様
・機器概要:LANDISK
・構成:RAID0
・症状:水没
・故障原因:大雨の影響により浸水
・使用用途:業務用データの保存・管理
フリーダイヤル:0120-703-845