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LinkStationが突然の故障!
兵庫県のとある建設会社は、西宮市の現場作業所においてスタッフ6名で土木工事・事務作業を日々行っています。
データの保存・共有には、ネットワークで共有可能なNAS【LinkStation】を利用していました。
保存されていたデータは、取引先とのやりとりで使う見積書や図面など多種多様で
どれも仕事には欠かせない重要なデータでした。
このLinkStationは7年前に設置して以降、特にトラブルなく使用できておりメンテナンス等行っていない状態でした。
こちらの建設会社では、全国の現場作業所ごとにNASを設置設定していますが、今回初めて故障が発生しました。
・しかし、今回完全にNASへアクセスできない状態となり、完全に故障した
・NASの電源を落とそうとしても、エラーランプが点灯したままの状態になってしまう
・本体を確認するとEMモードになっており、調べてみると、NASのファームウェアが破損しているとわかった
ネットワーク関連を得意としていた西宮作業所のスタッフは退職してしまい、
こういったNASの故障トラブルの発生時に、何から手をつけてよいのか分からない状態でした。
「修理」と「データ復旧」、どちらを優先すべきか
NASの修理について調べると、機器自体を直して使える状態にする「修理」と
内部のハードディスクからデータを救出する「データ復旧」とでは、作業の工程が違うことを知りました。
【修理】
・目的は「機械を正常に動かす」「使えるようにする」であり、データを取り出すことではありません
・例えば、データが保存されているハードディスクを交換すると、別物の新品のハードディスクと入れ替わる
・当然、故障時のデータの存在は消えてしまいます
・修理方法によっては、リカバリ作業、OS再インストール作業によって最悪データが完全に消失してしまう可能性もあります
【データ復旧】
・その名の通り、記録媒体内の「データを取り出す」ことを目的としています
・機械を正常に動かす目的ではありませんので、記録媒体自体は新しく買い変えることになります
・もしくは、データ復旧が完了した後に、修理を行う必要があります
※更に詳細は下記にご紹介しておりますので、ご覧ください。
https://www.guardian-r.com/blog/datarecovery/20190816/3580/
NAS自体はもう設置して長く経つため、新しく購入するとしても
データは当然買い直しができるものではなく、取引先との信用問題に関わる・・・
と考えたスタッフは、「データ復旧」を専門に行う業者を探しました。
スピード、技術力、費用、対応地域・・・etc
業者によって強みも異なり、どれが良いのか迷った結果
選んだのが「特急データ復旧ウィンゲット」でした。
緊急対応してほしい!でもまずは見積もりを見て判断したい
決め手になった1番の理由は、緊急対応が可能なことです。
機器の持ち出し自体は可能でしたが、普段の現場仕事を少しでも止めないため
1日でも早い復旧が必要で、持ち込みに行く時間も惜しい状況でした。
ただし会社で使用するものなので、まずは見積もりをもらってから
支店に確認を取る必要があったため、無料での出張診断が可能な業者を探していたところ
「特急データ復旧ウィンゲット」をWEBサイトで見つけ、早速コールセンターに電話をかけました。
1時間弱でウィンゲットの技術スタッフが駆けつけ、早速診断を開始。
状態を診断したところ、LinkStationの内部のハードディスク4台のうち2台のディスクで物理的故障が発生していることが判明しました。
LinkStationのRAID情報を解析
NASのハードディスク内部の部品交換等の作業は、現地では困難と判断した技術スタッフは
復旧専用設備が整っている大阪オフィスにハードディスクを持ち帰り、作業を継続。
物理的故障の発生しているハードディスク2台を更に詳細に調査したところ、1台のハードディスクは開封作業が必要な必要なレベルの故障(重度障害)、
もう1台は復旧専用装置にて制御することにより磁気領域を読み取ることができ、クローンハードディスクの作成に成功しました(中度障害)。
正常な2台のハードディスクと、クローンハードディスクを組み合わせてRAID情報の解析を行うことで、
見事データ復旧に成功しました。
特に緊急で必要だった、取引先との重要書類関連データは
翌日にはデータを手元に戻すことができ、なんとか取引先との信頼関係の危機を防ぐことができました。
スタッフ所感
特急データ復旧ウィンゲットは、お客様のご事情に合わせ最適な診断・作業方法をご案内しております。
今回は緊急でデータ復旧が必要だったため、出張によるデータ復旧を実施しました。
物理故障の発生により、NASを大阪オフィスに持ち帰っての作業となりましたが
お客様とのお約束の期日にもなんとか間に合い、復旧したデータは後日出張でご納品いたしました。
最大のご満足を得られるよう日々対応しておりますので、お困りの際は「特急データ復旧ウィンゲット」まで是非お問い合わせください。
事例概要
・機器概要:Buffalo LinkStation LS-Q2.0TL/R5
・構成:RAID5 (500GB 4台構成)
・症状:正常にアクセスできない。電源を落とそうとしても、エラーランプが点灯したままの状態
・故障原因:4台中2台のハードディスクにおいて、物理故障が発生
・使用用途:建設現場作業所でのデータ保存・共有
・対応方法:1日でも早い復旧のため、出張無料診断を実施