Contents
停電によりアクセスできなくなった
IODATA製LANDISK HDL-GTR2.0/R5
突然、停電が発生しHDL-GTR2.0/R5が赤ランプ点滅してアクセスできなくなりました。
HDL-GTR2.0/R5を確認したところ、電源は入るが全くアクセスができない。
赤ランプが点滅しており、HDL-GTR2.0/R5自体が完全に故障しているの
ではないかと思っているのですが、どうすればいいのかわからない。
メーカーに問い合わせたが、メーカーではデータ復旧はしていないと言われたので、
非常に困っています。なんとかデータ復旧してもらえないでしょうか。
過去の原稿データなどが入っている大事な資産なので、データを失うわけにはいかない。
急ぎで必要なわけではないが、必ずデータ復旧してほしい。
ハードディスク1台に物理障害の発生を確認
HDL-GTR2.0/R5のハードディスクを4台全てチェックしたところ、1番のハードディスクに
物理障害が発生しておりました。ただ幸いにもRAID5構成でしたので、1台が故障していて
も理論上は問題ないため、残りの3台でデータ復旧ができないか試してみることにしました。
HDL-GTR2.0/R5の2番と3番と4番のハードディスクを復旧機器に接続し、RAID再構成を
試しましたが、うまくデータを確認することができませんでした。
HDD内を解析しましたところ、どうやら3番のハードディスク内の情報が他のハードディスクと
差異があることが判明しました。
今回の停電が起きる前から3番のハードディスクがRAIDから外れていたようですので、
1番のハードディスクを開封して故障部品の交換を行い、イメージの取得をしました。
取得したイメージと2番、4番のハードディスクで再度RAID構築を行ったところデータを確認することができました。
データ復旧に成功!
RAID再構築を行い確認できたデータをリスト化してお客様にご確認いただいたところ、
HDL-GTR2.0/R5に入っていたデータで間違いないとのご返答をいただきましたので、
HDL-GTR2.0/R5から95%以上のデータ復旧に成功しました。
非常に大切なデータで会社の資産とおっしゃっていましたので、HDL-GTR2.0/R5からデータが確認てきた時は
本当に安堵しました。お急ぎではなかったのですが、どうしてもデータ復旧してほしいというご要望でしたので、
とにかくデータの復旧率に拘って行いました。
大切なHDL-GTR2.0/R5内のデータをほぼ全てデータ復旧することができ、お客様にも大変ご満足いただけました。
QNAP社製高耐久NASを採用した【GUARDIAN+Rバックアップシステム】をご提案
今後のことを考え、QNAP社製高耐久NASを採用した【GUARDIAN+Rバックアップシステム】をご提案いたしました。
GUARDIAN+Rとは?→http://www.guardian-r.com/
新型コロナウイルスの影響などで、テレワークにしていくことも検討されている方にもオススメいたします。
社外からもアクセスできるように設定することもでき、またセキュリティ面にも優れております。
データ復旧が必要な場合や、テレワークに伴うデータ共有等でお悩みの際はまずは弊社までご相談ください。
参考記事:
テレワークに最適なQNAP社製高耐久NASを採用した【GUARDIAN+Rバックアップシステム】をご紹介。
テレワーク助成金の活用で働き方に変化!
事例概要
・担当拠点:東京都 秋葉原オフィス(http://www.60min-data.com/)
・お客様概要:群馬県 広告業
・機器概要:IODATA LANDISK HDL-GTR2.0/R5
・構成:RAID5 (500GB 4台構成)
・症状:停電後アクセス出来ない
・故障原因:HDD1台に物理障害
・使用用途:全社員でデータ共有、過去データを格納
・対応方法:HDDヘッド交換後、RAIDの再構築によりデータ復旧