データを保存していたLS-WV2.0TLR1が壊れた
データ保存用にBuffalo製の【LS-WV2.0TLR1】を使用していた。
オフィスのレイアウト変更の為、備品等の運搬をしていたところ、電源ケーブルに引っ掛かったため、ケーブルが抜けてしまった。それ以降、正常に起動しなくなってしまった。LS-WV2.0TLR1には事務関係の書類や今まで案件のデータを保存していた。無くなると非常に困るので、なんとか復旧してほしい。
診断内容
LS-WV2.0TLR1で使用していたHDD2台を弊社診断機器に接続し、物理的な異常がないか、調査を行いました。その結果、HDD2台共に物理的な異常が起きていました。
HDD2台のうち、1台は完全に壊れていました。ですが、残りのHDDは幸いにも軽度の物理異常のため、データ復旧機器を用いてHDDの動作を制御することで、データを読み取ることが出来ました。
RAID情報の解析に成功
今回問題が発生したLS-WV2.0TLR1は、RAID1で運用されていました。
そこで、軽度の物理異常が起きていたHDDの動きを制御しつつ、読み取ったRAID情報の解析を行うことで、データの取り出しを行うことができました。
取りだしたデータをお客様にご確認頂いた結果、必要なデータは取り出せているとのことでした。
スタッフ所感
今回の復旧では、お客様より御要望のあったデータを、全て復旧することができました。
ですが、お客様の障害状況によっては、全くデータを取り出せない場合があります。
また、LS-WV2.0TLR1はRAID1で運用されていました。RAID1はHDD1台に異常が起きても残り1台が無事であれば運用は出来ます。
ですが、今回のようにHDD2台同時に壊れてしまう場合もあります。
その為にも、普段からのデータのバックアップが重要となります。
また、バックアップの運用は、1台で行うのではなく、2台で行う、NASとクラウドで行う等、複数の台数・種類で運用する等、「3-2-1ルール」に基づくことをお勧めします。
3-2-1ルールについては以下をご覧ください。
http://www.guardian-r.com/blog/method/20181204/69/
弊社ではお客様の大切なデータをお守りしたい思いから、データバックアップサービス【GUARDIAN+R】を展開しています。
高耐久のHDDを用いたNASとクラウドという、複数の手段を用いてお客様の大切なデータをお守します。
データのバックアップに関してお困りでしたら、弊社リプラスまでお気軽にご相談下さい。
・機器概要:Bffalo製LinkStation LS-WV2.0TLR1
・構成:RAID 1
・症状:アクセス出来なくなったNASからのデータ復旧
・故障原因:使用中に電源コンセントが抜けた。
・使用用途:過去のデータ保存用