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休み中も危険!連休明けによくあるNAS・サーバのトラブルとその対策

投稿日:2024年11月5日 更新日:

連休に注意したいNASやサーバのトラブル

年末年始、ゴールデンウィーク、お盆……。
長期連休になると「なにしよう?」「どこ遊びにいこう?」とウキウキしますね!

しかし、要注意です!
連休明けにデータを保存していた「NASやサーバの電源がつかない!」「PCからNASやサーバへアクセスができなくなっている!」など機器の障害によるトラブルが多く発生しております。
今回は、連休明けに多くご相談いただくNASやサーバのトラブル事例とその対策についてご紹介致します!

NAS・サーバのトラブル事例

事例1:熱によるサーバの故障

■法人様で使用しているタワー型のサーバの故障事例です

4日間のお盆休みが明け、最初の出社日に、社員がサーバへアクセスしようとしたところ、いつもならすぐに共有フォルダを閲覧できるはずなのに、全くフォルダが出てきません。
おかしいと思い、サーバを見に行くとサーバの電源が落ちていました。 今までも何度か電源が落ちることがあり、今回も電源を入れ直せば元に戻るだろうと考え、電源ボタンを押しましたが反応がありません。 電源ケーブルも差し直しましたが、状況は変わらず電源ランプすら点灯しませんでした。 結果的に、社員全員で共有しているサーバが止まってしまったことにより
事実上業務がストップする自体が発生してしまいました。

事例1:原因と対策

今回の、故障原因は「熱(室温)」である可能性が高いと思われます。

事例1の場合、サーバ自体は直射日光が全く当たらない部屋にありましたが、夏場の冷房無しの室温は30℃を超える状態だったそうです。
4日間のお盆休み中もサーバは常に電源を入れ可動していたそうですが、休み中、会社には誰もいないため、室温を下げることができず、により本体のパーツが破損して障害が発生してしまったことが考えられます。
一般的に言われるように、パソコンやサーバ本体のような機器はもちろん、データの保存に使われているハードディスク(HDD)などの精密機器は熱に弱く 一番の故障原因となります。

また、機器が高温になることで「熱暴走」により機械の劣化が早まったり、誤作動が増えるだけでなく、データそのものを破壊してしまう物理障害の危険性もあります。 熱によるトラブルは今後気温の上がる夏場が特に注意が必要です。

■ 熱への対策は?
1、「サーキュレーターなどで、機器の温度上昇を防ぐ」
・何よりも室温や機器の温度上昇を防ぐことが重要です。 エアコンなどの空調機器を連休中も可動させ、温度の上昇を抑える手段もありますが、サーキュレーター(送風機)をNASやサーバの前に置き 機器の温度上昇を抑え、熱による故障のリスクを最大限防ぐことができます。
2、「NASやサーバのホコリを取り除く」
・室温や機器の温度調整を行っても、NASやサーバ自体にホコリが溜まっていれば、機器の温度も下がりにくくなります。
連休に入る前に、一度は機器の掃除をすることが大切です。

事例2:計画停電などによる、急なシャットダウンによる故障

■法人様で使用していたNASの故障事例です

5日間の年末年始休業期間に、会社が入っているビルの計画停電がありましたがNASの電源を入れたまま休業期間に入ってしまいました。 年末年始休業明けに、仕事を開始するため、NASの電源を入れたところ、起動はしたが突然エラー音が鳴り響きNASへのアクセスができな状態となってしまいました。 社内で大半の社員が共有していたNASが使えなくなってしまったため、業務に大きな被害をもたらす事態となってしまいました。

事例2:原因と対策

今回の、故障原因は年末年始休業に実施された「計画停電」である可能性が高いと思われます。
事例2の場合、年末年始休業中に行われたビルの停電作業の際、NASが正常にシャットダウンされなかったことから、NASに構成されている「RAID情報」やハードディスク(HDD)そのものが シャットダウンの負荷により破損してしまったと考えられます。 計画停電などの「停電」によるトラブルは、一年中通して注意が必要です。

■ 停電への対策は?
1、「前もって電源を切る」
・停電が分かっている場合や急な災害による停電等のトラブルに備え、連休前は基本的に電子機器は電源を切りましょう。
また、雷によりNASやサーバに電気が流れ込んでしまう危険もあるので対雷サージ付きの電源タップを活用しましょう。
※電源を切る前には必ずデータの退避をしましょう!

2、「UPS(無停電電源装置)を導入し万が一に備える」
・計画的な停電以外で電源を切ることは難しいという場合は、UPS(無停電電源装置)を導入し停電が起きても電力が供給できる体制や UPSからの電力に切り替わった場合、シャットダウンさせるなどの設定をNASやサーバに施すことより安全なデータの運用ができます。

⇒【データ復旧 サーバ】

⇒【データ復旧 NAS】

復旧事例:連休明けに起動しなくなったサーバー機(HP社 ProLiant ML310)からのデータ復旧に成功

【概要】
・ご依頼主:法人様
・障害機器:HP社製サーバ機(ProLiant ML310
・症状:サーバーにアクセス不可、OS起動不可
・故障原因:ハードディスクの物理障害(磁気ヘッドの損傷)
・使用用途:社内のファイル共有サーバーとして運用

お客様からの症状

業務で使用しているサーバ機
ゴールデンウィークの連休明けにサーバーにアクセスし、業務を再開しようとしたところ、アクセスできない状況だった。
毎回、長期連休ごとに電源を落としており、連休明けに再度起動し、使用していたが今までこういったトラブルは起きたことがなかった。

サーバー本体を確認したところ、画面が真っ暗で正常に動いていない状態。
長年使用しているサーバーで、導入時の設定や、誰が導入したかも定かでない。

普段から使用している帳簿や請求のエクセル、ワードの資料などが数多く保存されている。
連休明けで業務が立て込んでいることもあり、特急でデータ復旧をお願いしたい。

診断内容・復旧結果

サーバ機(ProLiant ML310)の内蔵ハードディスクの診断結果、磁気ヘッドが原因の物理障害を確認いたしました。
データ復旧専用装置でハードディスクのクローン作業による復旧方法を実施。ディスクイメージを取得した結果、約95%以上の領域の抽出に成功しました。
データ領域の解析作業の結果、内部のデータ復旧に成功しました。

専門スタッフの対応・コメント

元々、
アクセスが極端に遅くなる
データの保存が上手くいかない
などの前兆があったそうです。

今回サーバーが故障した原因として様々な要因が考えられますが、
潜在的に故障を抱えていたサーバー機が、一番電力が必要」で、一番負荷の発生する」起動時に障害が発生した可能性が考えられます。
実際、今回のケースではハードディスクに物理障害が発生している状態でした。

特急データ復旧Win-Get!は高い技術力を持つデータ復旧業者です。
お困りのお客様の状況に応じて下記の方法で受付を行っております。

・直営オフィス、受付店へのお持ち込み
各都道府県の直営オフィス、受付店で機器をお預かりして初期診断を行います。

出張によるご訪問
機材が設置されている住所に伺って診断とデータ復旧を行います。

郵送
郵送で機器をお送り頂き、初期診断を行います。必要なお客様には資材や伝票も手配を行います。

お困りの際は、「特急データ復旧Win-Get!に是非お問い合わせください。

⇒【データ復旧 サーバ】

最も大切な対策「バックアップ」

今回、ご紹介した事例以外にも原因はまだ多く存在します。
様々なNASやサーバのトラブルに対応するためにも、「バックアップ」が最も重要な対策となります。

「バックアップ」もただNASやサーバに外付けHDDを接続し確保するのでなく、地震や津波などの災害による被害も考慮し 遠隔地にNASやサーバを設置し同期バックアップをさせる方式や
「クラウドサーバ」へのバックアップが非常に有効的です。
突然の機器の故障時にも、バックアップがあればデータ消失の被害を最小限に抑えることが可能になります。
※更に詳しい「バックアップ方法」の説明はこちらをクリック!

おすすめのバックアップ方法はこれ!

オススメのメディア組み合わせ
①NAS → NAS(バックアップ)
②NAS → 外付けHDD(バックアップ)
③NAS → クラウド(バックアップ)

予算面やデータ容量、運用方法など様々な状況を鑑みると上記の方法がオススメです。

しかし、バックアップの組み合わせとして、3-2-1ルールに基づくと、下記のようにバックアップ先を複数作ることでよりデータ消失対策が行えます。

④NAS → NAS(バックアップ1)
→ クラウド(バックアップ2)

⑤NAS → NAS(バックアップ1)
→ NAS(遠隔地:バックアップ2)
→ クラウド(バックアップ3)

また、前述でご紹介した通り、UPS(無停電電源装置)をつけるとより安心して運用が出来ますので、導入や方法に関しては是非ご相談ください。

弊社ではデータバックアップシステム「GUARDIAN+R」を展開しています。
この「GUARDIAN+R」には「Dual GUARDIAN+R」があり、2拠点での遠隔バックアップも可能です。
設定に関しても弊社スタッフが行うので、お手を煩わせることもありません。
加えてクラウドサービス「TENMA」もございますので、3-2-1ルールも実現することが可能です。
プロであるデータ復旧業者が大切なデータをお守りします。データを絶対に無くしたくない方は弊社までお問合せください。

まとめ

仕事が止まっている連休中でも、環境的な要因により、常に機器の故障やデータの消失のリスクがあります。
「熱」「停電」などの原因が無い場合でも、5年以上使用しているようなNASやサーバは、電源のON/OFFも負担になり、 「心当たりは無いのに、連休前は正常にアクセスできていたものが、連休後に電源を入れたらアクセスできなくなった」というお問い合わせも過去に複数いただいております。

弊社では、今回ご紹介した故障原因に加え自然災害に対しても安全にバックアップを行える「Cloud TENMA」を皆様にご提案・ご提供しております。
「Cloud TENMA」へのバックアップを行うことにより、いざ、NASやサーバが故障した際でも、インターネットさえ繋がっていれば、クラウドサーバ
よりデータをダウンロードし、迅速に業務を再開することができます。
また、クラウドサーバ自体は、24時間空調も管理され「熱」への対策はもちろん「停電」や「瞬電」に対しても随時監視を行っているため安心して利用ができます。

※「Cloud TENMA」の詳細はこちら!

更に、ネットワーク上にデータを置くことができない!
そのようなニーズにもお応えし、安心・高耐久のNAS(GUARDIAN+R)の販売・ご提供しております。
高耐久に加え「Cloud TENMA」との親和性も高いNASストレージのため、メインストレージとしてもバックアップストレージとしてもオススメです!

機器導入時は無料で設置サポートも実施しており、お客様へ最適な設定もご提案しております。 安心のサポート体制バックアップはもちろん、たとえ機器が故障した際でも迅速かつ丁寧にデータの復旧までご提供ができる、他には無いサービスとなっております!
データバックアップのご相談やデータ復旧のご相談も受け付けておりますので、気になる方は是非お問い合わせください!

 

 

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