大切に、慎重に利用していてもある日突然、機械が動かなくなる。そうした経験はありませんか?
どんな機械でも寿命は存在し、いつ何時壊れるかはわかりません。
そこで、故障時に表示されるメッセージから対処、対策を考えて、いざというときに慌てずに適切な対処を取れるようにしましょう。
様々な企業でよくNASが利用されています。NASといっても、BUFFALO、I-O DATA、QNAP、ELECOMなど様々なメーカーから色々な種類が販売されていますが
今回はその中から1つの例として、BUFFALO製のNASに表示されるエラーの種類と、それぞれどのように対処すべきかをご紹介致します。
エラーコード一覧
Terastationといった上位のモデルでは筐体に設置されているディスプレイにエラーコードが表示されますが、多岐に渡るため、知識がないとよくわかりません。
しかし、どのエラーがどの症状か理解していれば状況を把握することができます。
下記がエラーコードの一覧となります。
E00 | システムが応答していません。 |
E01 | 内部部品が一部正しく動作していません |
E04 | ファームウェアが破損しています |
E05 | システムが停止しました |
E06 | ファームウェアが壊れています |
E07 | ハードディスクが認識されていません |
E10 | UPS(無停電電源装置)で駆動している状態です |
E11 | ファンの回転数に異常があります |
E12 | システムの温度上昇が、保証値を超えました |
E13 | x番のRAIDアレイでエラーが発生しました |
E14 | x番のRAIDアレイがマウントできませんでした |
E15 | x番のハードディスク故障です |
E16 | x番のハードディスクが見つかりません |
E17 | 基盤故障 |
E22 | x番目のハードディスクのマウントに失敗しました |
E23 | エラーが発生し、x番のハードディスクがRAIDアレイから外されました |
E26 | レプリケーションでエラーが発生しまし |
E27 | バックアップ先のTeraStationが見つかりません |
E30 | エラーが発生し、x番のHDDがRAID アレイから外されました |
EMモード | エマージェンシーモード |
エラー別、故障の疑い個所
故障には主に【ソフトウェアトラブル】【筐体のトラブル】【内蔵HDDのトラブル】の大きく3つに分かれます。
それぞれのエラーはどの分類に当たるのでしょうか。
すべてのエラーが上記3ついずれにも当てはまりますが、多いと思われる分類は下記の通りとなります。
【ソフトウェアトラブル】の可能性があるエラー
E00 | システムが応答していません。 |
E04 | ファームウェアが破損しています |
E05 | システムが停止しました |
E06 | ファームウェアが壊れています |
E26 | レプリケーションでエラーが発生しまし |
EMモード | エマージェンシーモード |
【筐体のトラブル】の可能性があるエラー
E06 | ファームウェアが壊れています |
E07 | ハードディスクが認識されていません |
E10 | UPS(無停電電源装置)で駆動している状態です |
E11 | ファンの回転数に異常があります |
E12 | システムの温度上昇が、保証値を超えました |
E13 | x番のRAIDアレイでエラーが発生しました |
E14 | x番のRAIDアレイがマウントできませんでした |
E17 | 基盤故障 |
【内蔵HDDのトラブル】の可能性があるエラー
E15 | x番のハードディスク故障です |
E16 | x番のハードディスクが見つかりません |
E22 | x番目のハードディスクのマウントに失敗しました |
E23 | エラーが発生し、x番のハードディスクがRAIDアレイから外されました |
E30 | エラーが発生し、x番のHDDがRAID アレイから外されました |
対処方法
電源の入れ直しやファームウェアのアップデートで復旧する場合があります。
しかし、「直ったけど中のデータがすべて消えてしまった。」や「ファームウェアのアップデート中に止まって何もできなくなってしまった」ということをお聞きすることもあります。
必ずデータのバックアップがあることの確認、ないのであれば専門の復旧業者に依頼をしてから行うほうが良いでしょう。
ファームウェアとは?
ファームウェアとは、機器の様々な機能を制御するために搭載されているソフトウェアです。ファームウェアのアップデートとは、いわばWindows7をWindows10に更新するようなものです。アップデートを行う事により、新しい機能が追加されたり、問題が修正されたりします。
しかし、下記のような状態でファームウェアのアップデートを行うと、失敗する可能性が高くなります。
・アップデートの途中で電源が落ちてしまった
・数年使用していて調子が悪い
アップデートに失敗すると立ち上がらなくなってしまったり、最悪データが消失してしまう可能性があります。
ファームウェアのアップデートは多くの場合手動で行うことができるため、実行する場合はバックアップを確実にとったうえで行うことをお勧めします。
ほとんどの場合、何かを行うことで直ることはありません。
メーカーに修理依頼を出す、もしくは使用年数が長い場合、買い替えをご検討いただくこととなります。
筐体だけのトラブルでHDDに異常がない場合、そのままデータも戻ってくる可能性はありますが、
筐体のトラブル時には次の内蔵HDDのトラブルの可能性も十分にあり、細心の注意を払いデータの取り出し、復旧を行うことが望ましいです。
パソコンに詳しい方であればデータの復旧ができる可能性もありますが、HDDに異常が見受けられる場合、すぐに専門業者に依頼することをお勧めします。
筐体のトラブル同様、修理対応だけではほとんどの場合データは戻ってきません。修理による通電で、かえって復旧が困難になる可能性も高いです。認識しなくなったHDDは、システムや内部の部品の損傷が考えられます。
その状況で通電をすると、最悪の場合ディスク面に傷が発生し、データを取り出せなくなることがあります。
最悪の状況を避けるためにも、HDDに異常が出た場合は通電をしないようにしましょう。
早急に専門業者に依頼しましょう
TeraStationやLinkStationなどの精密機器を使用していると、突然トラブルに見舞われることがあります。
その際に、自分で何とかしようと通電を繰り返したり、無料の復旧ツールを試したり、分解してしまったりすると、データの復旧が不可能になるばかりか、故障にも繋がります。
また、物理障害は悪化するとスクラッチといってハードディスクの記録面に傷が発生し、データが戻らなくなってしまう最悪の事態になりかねません。
早急に通電をやめ、データ復旧に特化した知識を持つ専門家へ相談することを強くお勧めいたします。
少しでも異変を感じたら、
リプラス「特急データ復旧Win-Get!」にお任せください。
弊社はサーバ、NAS、パソコン、外付けハードディスクの復旧実績が多数ございます。
お困りのお客様はぜひお問い合わせください。
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今後のデータ運用について GUARDIAN+Rの導入
ここまでNASのエラーコードと対処方法について紹介いたしましたが、今後トラブルが起こらないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?
そんな方におすすめなのが、高耐久なハードディスクを使用したデータバックアップシステム「GUARDIAN+R」です。
GUARDIAN+Rには、4点の特徴があります。
①超高耐久なHDDを搭載
ハードディスクの老舗企業WD製の「WD Gold」「WD Red」を使用しています。長時間稼働し続けるデータセンター向けに作られた超高耐久なハードディスクで高性能なバックアップを実現します。
②データ復旧サービスが完全無料
万が一の故障、不具合に備えてデータ復旧の無料サービスが付帯されています。機器本体やハードディスクの修理対応も無料なので万全の体制でデータをお守りします。
③出張設定サポートが無料
初期設定から万が一のトラブル時までスタッフが訪問し、対応いたします。
電話やリモートサポートなどお客様のご要望に合わせてサポートいたします。
④クラウドサービス付き 安心Wバックアップ
オンラインの自動バックアップ設定で定期的に最新のデータを安全に保存することができます。
災害やデータ消失などの緊急時への対策(BCP対策)ができます。
絶対にデータを失いたくない!という方、興味のある方はお気軽にお問い合わせください。