20年分のデータが入っていたHDDの故障
今回の実績は、長崎の印刷会社の方からご依頼いただいた、TOSHIBA製外付けHDD(HD-AC10TK)の復旧の件です。
突然反応しなくなってしまい、近くの家電量販店やPCショップで診てもらったそうですが対応できず、弊社にご依頼されたとの事です。
ご購入された時から10年近く使用されており、仕事で使われていたフォトショップやイラストレーターのデータだけでなく、 ご家族の写真や動画も保存されていました。
障害機器の内容
内部には1TBのTOSHIBA製HDDが1台搭載されていました。
専用診断機器にて初期診断を行ったところ、通電してすぐに異音が生じており、一切認識しませんでした。
物理的な故障のため、重度障害と判断致しました。
データ復旧作業実施、その結果・・・。
弊社オフィスのクリーンブースにて部品交換作業を実施したところ、データを読み取るためのヘッドと呼ばれる部品が故障していることが判明しました。
部品交換した後もHDDのディスク面に傷が入っていたため、エラーが多く難航しました。
しかし最終的に何度か作業をリトライした結果、必要データがある事を確認し、無事データの復旧に成功しました。
復旧したデータをお客様に確認していただいたところ、ほとんど必要だったデータが蘇ったとのことで、とてもお喜びいただけました。
復旧担当スタッフの声
今回故障した外付けHDDは、ごく普通の家電量販店で販売されている、一般的なポータブルタイプの機器でした。
しかしHDDの寿命は凡そ4,5年といわれており、それ以上になると何もせずに放置していたとしても、部品の経年劣化などにより故障してしまう可能性が高くなります。
今回のお客様は万が一同じことはあってはならないと、復旧したデータを高耐久HDDのWD REDを採用したバックアップサービス「GUARDIAN+R」にて納品いたしました。
弊社ではこのように、データを復旧するだけにとどまらず、復旧した後のデータの保全・保守サービスも承っております。
もしお手元にお持ちのHDDでバックアップでご不安に思われた方は、いつでもご相談下さい! 。
機器概要:TOSHIBA社製 ポータブルHDD (HD-AC10TK)
構成:Non Raid (HDD1台、2.5インチ)
症状:HDDが壊れてしまいデータにアクセスできなくなった
故障原因:HDDの物理的およびシステム的故障
使用用途:事業データ・及びプライベートのデータ保存