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突然アクセス出来なくなり、HDDにエラー表示
Buffalo製LinkStation LS-WX4.0TL/R1J
社内共有用のLinkStationが突然アクセス出来なくなってしまった。
再起動を何度か試みたが、状況は変わらなかった。
管理画面に入って状態を確認したところHDDにエラー表示。
バックアップはとれていなかった。
部署内の合計30人ほどで共有していた。
業務に支障が出ており、緊急でデータが必要。
8年くらい前から使用していた。
という状況でした。
不良セクタによりアクセス出来なくなっていた
当社の特急データ復旧Winget!のホームページにて「出張・ピックアップ対応強化中」の表記をご覧になり、お問い合わせいただきました。
現地にて診断の結果、2台あるHDDの内、1台のHDDに不良セクタと呼ばれる読取不良領域が発生していました。
HDDの経年劣化で必ず発生する症状。
人間の身体で例えるのなら、不良セクタ=がん細胞のようなものです。
こういった不良セクタが多数発生することにより、HDDは寿命を迎えます。
また、RAID0の設定でした。
「RAID」・・・複数のハードディスクを組み合わせて一つのドライブとして認識させる技術
「RAID 0」・・・別名「ストライピング」。データを2つのディスクに分散して保存する方式
したがって、内蔵HDDの1台に不良セクタが発生したことで、アクセス出来なくなっていると判断しました。
HDDのクローン作業・RAID解析によりデータ復旧成功
専門機材にて、HDDの磁気情報(データの構成情報)を別の正常なHDDに転写するクローン作業を行いました。
その後、作製したクローンHDDを用いてRAID構成の解析・再構築を行うことによりデータ復旧に成功しました。
QNAP社製高耐久NASを採用した【GUARDIAN+Rバックアップシステム】を導入
今回、データ復旧と合わせてQNAP社製高耐久NASを採用した【GUARDIAN+Rバックアップシステム】を導入していただきました。
GUARDIAN+Rとは?→http://www.guardian-r.com/
新型コロナウイルスの影響でテレワークが始まっており、自宅から仕事をしている社員とのデータ共有に手間取っているとのご相談を受けましたので、GUARDIAN+Rをご提案いたしました。
結果、社外からもアクセスできる点、助成金の対象になる点が決め手となり、ご購入いただきました。
データ復旧が必要な場合や、テレワークに伴うデータ共有等でお悩みの際はまずは弊社までご相談ください。
参考記事:
テレワークに最適なQNAP社製高耐久NASを採用した【GUARDIAN+Rバックアップシステム】をご紹介。
テレワーク助成金の活用で働き方に変化!
事例概要
・担当拠点:東京都 秋葉原オフィス(https://www.60min-data.com/)
・お客様概要:埼玉県 建築業
・機器概要:Buffalo LinkStation LS-WX4.0TL/R1J
・構成:RAI0 (2TB 2台構成)
・症状:突然アクセス出来くなり、HDDにエラー表示
・故障原因:HDD1台に物理障害
・使用用途:部署内でデータ共有
・対応方法:HDDのクローン作製後、RAIDの再構築によりデータ復旧