暑い時期にパソコンの発熱に注意!というニュースを耳にしますが、実は寒い時期も気を付けなければなりません。冬になると、パソコン、特に持ち運び可能なノートパソコンにおいて、電源が入らない、起動に時間がかかるなどの問題が発生することがあります。これは、冬特有の低温という環境条件が、パソコン内部の精密な電子部品に様々な影響を与えるためです。
当社でも冬の時期になるとパソコンのお問い合わせが多くなります。本ページではなぜ冬場にも故障が多くなるのか、故障原因をご紹介します。
冬になるとなぜパソコンは起動しにくくなるのか
冬のパソコンの故障原因としてよく挙げられるのは、電源ユニット内にある電解コンデンサの不調がです。
電源内部にあるコンデンサの経年劣化やスペック不足のパソコンの場合、気温が低下していると通常よりも大きい負荷がかかり、出力不足で起動しないという現象が起きます。
ではこの電解コンデンサがどういった原因で不調をきたすかを説明します。
原因1:パソコンの”温度”に注意
パソコンの最適温度は約20度~25度と、人間とそう変わりません。寒すぎると手がかじかんで動かなくなるように、パソコンも寒すぎると部品が動きにくくなり、それが起動しにくい原因となるのです。ありがちな状況として、窓際にパソコンや外付けHDDを設置すること。
当たり前ですが寝ている間もパソコン、外付けHDDはそのまま放置してあるため、機器の内部までキンキンに冷え切ってしまっている状態になっていることもあると思います。その場合、上記でも説明したようにパソコンの起動時に通常よりも負荷がかかり起動しにくくなるというわけです。
もしパソコンがすぐに起動しなかった場合は、寿命が近いと考えるべきでしょう。寒い時期に電源を入れ、すぐに起動しなかった時はまず暖房を入れて部屋を温めてみてください。(30分〜1時間くらい待つといいです。)
一時的に症状が改善され、起動することもあります。ただそれも一時しのぎのことなので、すぐにデータのバックアップを取り、新しいパソコンに買い換えることをお勧めします。また既に何を行ってもパソコンが起動しない、データだけでも安全に取り出したいという方はお問い合わせください。
原因2:”結露”に要注意
先ほどパソコンは寒さにも弱いということお伝えしましたが、冬場ならではの故障原因があります。
それは「結露」です。
営業マンなどの場合、ノートパソコンを鞄に入れて持ち運ぶ方もいると思います。そのノートパソコンを暖房の効いたオフィスや喫茶店に持ち込む際に注意が必要です。パソコンを、温度が低い場所から高い場所に移動したとき、ノートパソコンの表面に水滴がつき画面が曇るようであれば結露を疑いましょう。内蔵HDDにも水滴がついている可能性があるため、その状態で電源を入れると水没時と同様にパソコンがショートする原因にもなるため注意が必要です。
パソコンが長時間低温にさらされていた場合は、すぐに電源を入れるのではなく、室温に戻るまでゆっくりと時間をかけて暖めてから使用するようにしましょう。30分から1時間程度を目安に、暖かい部屋に置いて自然に暖まるのを待つのが理想的です 。ドライヤーやヒーターなどで直接温めるのは、急激な温度変化によって結露が発生する原因となるため避けるべきです。
対策・保護方法
温度差がある場所に持ち込んだ場合はしばらくパソコンの電源は入れず、時間がたってから使用しましょう。またなるべく日のあたらない風通しのいい場所に置き、室内と同じくらいに暖まるのを待つといいです。早く使えるように無理に温めようとすると、空気中の水分が結露して内部に付着してまうことにもなりかねないため本末転倒です。
少しでも早く起動したいという方は、パソコンを持ち運ぶ際の保護ケースがありますので入れて持ち運びされることをお勧めします。結露対策にもなるほか、パソコンに大敵な衝撃やホコリからも守ることができ、一石三鳥といえるメリットがあります。
もし起動しなかったり、結露による故障かもと思ったときは、自分でどうにかしようとせずにサポートセンターやパソコン修理屋さんに相談しましょう。下手にいじってしまうことで取り返しのつかない事態にもなりかねません。修理が必要と診断された時にパソコン内に大切なデータが入っている場合、保存されているデータを取り出してもらえるかどうかも確認しましょう。
メーカーによる修理対応の場合、データが消されてしまうケースが多いため、消えてしまっては困るデータが入っていた時は先にデータ復旧業者にデータ救出を依頼ことをお勧めします。
当社は全国で24時間相談受付、相談無料での対応を行っておりますので、機器の故障トラブルが起きた際はお気軽にご相談ください。



