外付けHDDに自動バックアップで安全のはずが…
作成データの保存用にIO DATA製【HDL4-H4EX】を使っていた。HDL4-H4EXのバックアップとして、HDL4-H4EXに外付けHDDを接続し、自動でデータのバックアップをとることになった。設定を行い、バックアップ処理を実行後、一旦席を外し、終了予定時刻に戻り確認した。するとHDL4-H4EXからデータが消えていた。
HDL4-H4EXには、今までの作成データを大量に保存していたので、消えてしまったデータをなんとか復旧してほしい。
設定には要注意を
HDL4-H4EXからデータ消えてしまった原因、それはバックアップの設定にありました。
本来ならHDL4-H4EXから外付けHDDにデータを保存するはずが、外付けHDDからHDL4-H4EXにバックアップをとるようになっていました。
また、その際バックアップ先を初期化するようにもなっていました。
そのため、HDL4-H4EXのデータが消えてしまう事態が発生しました。
スタッフ所感
復旧作業の結果、データを復旧することはできましたが、完全に元通りにはなりませんでした。
お客様もデータが一つも戻ってこないことに比べればと、仰っておりましたが、それより、データを守るためにバックアップを設定したのに、設定を間違えたがために逆にデータが消えてしまったことに落ち込まれていました。
弊社の他記事でも紹介していますが、データのバックアップには「3-2-1ルール」にのっとることが望ましいです。ですが、バックアップの方法を間違えれば、今回のように逆にデータを失いかねません。
なお、3-2-1ルールについては以下をご覧ください。
http://www.guardian-r.com/blog/method/20181204/69/
弊社が提供しているデータバックアップサービス【GUARDIAN+R】は専門スタッフが現地に赴き、設置設定やデータのバックアップ設定を全て行います。
また、他のNASや外付け、クラウドサービスへデータのバックアップ設定も行うことが可能です。
データのバックアップはしたいけど、方法がわかない、設定がちゃんと出来ているか不安等、お悩みでしたら、リプラスまでお気軽にご相談ください。
・機器概要:IO DATA製LAN DISK HDL4-H4EX
・構成:RAID5 (1TB 4台構成)
・症状:NASから削除データの復旧
・障害原因:間違えてNASからデータを消してしまった
・使用用途:作成した文章データの保存