社内の共有ファイルサーバーが接続不可に・・・
大阪市内のシステム開発業のお客様より以下のお問い合わせをいただきました。
以前、エンドユーザー(天王寺区)に納品したDELL社製サーバー(PowerEdge R420)にアクセス不可になった。
・まず、お客様がエンドユーザの現地に向かい、サーバ本体を確認した。
・BIOS等を確認したところ、ハードディスク4台中1台が認識しない状態だった。
・新しいハードディスクを用意し、交換後、リビルドを実施した。
・しかし、リビルドに失敗した。
・現状、手の打ちようがなくなってしまった。
サーバー内には、エンドユーザの顧客データベース、画像データなど、過去から現在までの業務データが数多く保存されているとのことでした。
エンドユーザーは業務がストップしているため、大変困っている。
また、このままでは責任問題になるとお客様も焦っていらっしゃいました。そのため緊急でデータ復旧をご依頼いただきました。
診断の結果
緊急のご要望のため、お客様とともにエンドユーザーの現地(天王寺区)へ伺いました。
DELLのサーバー機(PowerEdge R420)のハードディスクはサーバー用のSASハードディスク(4台構成)でした。
持ち込んだデータ復旧診断機にて、診断を開始しました。
すべてのSASハードディスクの物理的チェックしたところ、3台の認識を確認、1台は重度障害を確認いたしました。
認識したSASハードディスク3台を用い、RAID情報の解析作業を実施いたしました。
解析作業の結果、内部データを確認、抽出に成功しました。
最終的に、サーバー(DELL製PowerEdge R420)より98%以上のデータ復旧に成功しました。
スタッフ所感
サーバー機は一つの部署にて20~30人程度のスタッフの方が共有で使用されていました。
顧客データベースなどの最重要なデータを運用されていたにも関わらず、お客様はエンドユーザーにバックアップの提案をしておらず、当然、特にバックアップを取っていませんでした。
万が一、データ復旧できなかった事を考えると、かなり肝を冷やされたそうです。
大手企業様や、官公庁様、病院様でも、意外にバックアップを取っておらず、データ復旧のご相談をいただくケースは多々あります。
また、中小企業様では基幹サーバーとして簡易的なNASを運用され、バックアップを取っていない・・・というケースも多く見られます。
今回のように、万が一のトラブルが発生した際には業務がストップするだけでなく、取引先や顧客からの信頼も失いかねません。
弊社ではデータ復旧のビジネスパートナー制度もございます。
本案件のお客様も、今後、他のエンドユーザーからの同様のトラブルに備え、ご契約いただく運びとなりました。
弊社データ復旧のビジネスパートナー制度は登録料無料、ノルマ等もございません。データの保存・バックアップについても各種特典がございます。ぜひお問い合わせください。
・ご依頼者:大阪府大阪市天王寺区 法人様(医療団体)
・機器概要:DELL社製サーバー(PowerEdge R420)
・症状:サーバーOS起動不可、ネットワークアクセス不可
・故障原因:ハードディスク損傷によるRAID崩壊、リビルト失敗
・使用用途:顧客データベースなどのファイルサーバーとして