データベースサーバからの特急データ復旧!
社内でグループウエアとして利用している富士通製サーバ、【Primagy TX1320】にアクセスができなくなってしまいました。こちらのサーバは社内の数十万におよぶ仕入れ物品を管理するデータベースとなっており、Primagyが働かないとすると数十万単位の物品管理を手作業でやる羽目になってしまう状況です。
とにかく急ぎでデータベースを復旧させてほしい!
ホットスワップディスクがあってもRAID崩壊!
【Primagy TX1320】に内蔵されているHDD4台を診断してみると、1台はホットスワップディスクとなっており、通常3台でRAID5を構成する設定となっていました。こちらのが3ヶ月ほど前にディスク1番がクラッシュし、ディスク4番が身代わりとなって1番の役割を果たしてきたようです。
しかしその身代わりディスクの4番までクラッシュしてしまい、サーバにアクセスができなくなった状況でした。4番のディスクは中度レベルの故障であり、このディスクの改善(クローニング)を実施し、RAID5の再構成が必要な状況です。
今回の事例のように、ホットスワップディスクがあったとしても同時期のロット製品として構築すると、ほぼ同タイミングで故障するケースがあります。今回は不運にもこのケースにあたってしまいました。
データベースの抽出に成功!グループウエアの復活!!
ディスク4台目のクローニング修復を実施後、弊社の専用機材を用いてRAID5の特殊解析作業を実施いたしました。
結果として、30個近くのデータベースのダンプバックアップを救い出すことに成功し、24時間以内のデータ納品に成功しました!
復旧スタッフの声
今回対応した富士通製【Primagy TX1320】はホットスワップ機能を持ったサーバマシンでした。
しかし、ホットスワップ機能をサーバに持たせたとしても、ビジネスクリティカルなIT事故が発生することがわかりました。
サーバの構成は千差万別で、様々な用途やデータを保存するよう工夫がなされています。そこで、SQLダンプのバックアップ先として弊社で強くおすすめしているのがGUARDIAN+Rシリーズです。
高耐久のHDDを搭載しているのに加え、万が一のクラッシュの場合においても無償の復旧サービスが受けられる優れものです。
また、バックアップの設定時は原則、株式会社リプラスの専任エンジニアがお客様先に訪問して実施していきます。
まずはお気軽にご相談下さい。
事例概要
・専門機器販売、卸売、法人様
・機器概要:富士通製サーバ Primagy TX1320
・構成:RAID5 (500GBの4台構成、うち1台ホットスワップ)
・症状:サーバが正常起動しない
・故障原因:経年劣化による中度クラスの物理障害
・使用用途:専門機器を管理するデータベースサーバ(グループウエアサーバ)